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桑田佳祐著書botについて

サザン・ボットの弟分のbotが誕生しました。
桑田佳祐著書bot@kuwata_k_bot)といいます。

サザン・ボットは桑田佳祐の歌詞の魅力を堪能するためのbotですが、
こちらでは素(す)の言葉の魅力を味わいます。
以下、このbotについての説明です。

このbotについて

桑田佳祐の過去の著書における発言を引用します。
856パターンから4時間に1回、ランダムにツイートします。
  • リプライをもらっても反応しません。
  • フォロー返しはしません。
ただそれだけの、ゆるーいbotです。
よくある「著名人の名言bot」の一種だとお考えください。


引用について

引用元は過去に出版された8冊の著書(写真集を除く)であり、
すべて桑田佳祐本人の言論として公表されているものです。
  • ツイートの最初の【 】内は、引用元の書籍名です。
  • 入力ミスがない限り、掲載された言葉をそのまま引用していますが、
    ツイッターの文字数制限である140字以内に収めるためにやむを得ず、
    「(中略)」として途中を省略している部分があります。
    それでも言葉尻だけとらえて発言の意図を誤解させるような編集はしていないつもりです。
  • 年号や時刻の表記を漢数字から算用数字に直した部分があります。
  • 長いセンテンスの途中を切り取ったものがあるため、
    唐突に「それ」などの指示語が登場する場合があります。
    そういう場合に限り、指示語の直後に( )で何を指すのが補足しています。
  • 長いセンテンスの途中を切り取ったものがあるため、
    何について語っているのかそれだけでは分からない場合があります。
    そういう場合に限り、最初に「○○○→」という形でキーワードを補足しています。
  • ラジオ、テレビ、ステージなどでの発言は含みません。
    雑誌などに掲載された未書籍化のインタビューにも対応していません。
    将来的な対応予定もありません。キリがないし、すべてを完璧にカバーするのは無理だからです。
というわけで最新のものでも1999年なので、前世紀の古い発言ばかりです。
しかし「桑田佳祐」という才能のルーツや物事の捉え方、
アイデンティティーを知るための一助にはなるでしょう。
数々の発言を懐かしみ、楽しみ、うなってください。


最新刊について

「桑田佳祐言の葉大全集 やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん」
という本が新潮社から2012年9月に発行されましたが、
現在発売中につき、この本からの引用予定は当分ありません。
営業妨害はいたしませんよ。

引用元の書籍の紹介

サザンコミック 勝手にシンドブック
  
ペップ出版/1979年2月
勝手にシンドブック
出現率=約2.8%
(856点中24点)
※うち画像7点
「コミックバンド」として芸能界を席巻していた頃に
勢いで出されたタレント本。
一応、著者名のクレジットは「サザンオールスターズ」だが、
編集内容に本人たちの意思は反映されてないと察せられる。

しかし、今となっては色物グループ扱いされていた当時の
空気を伝える貴重な資料といえる。
ここでは桑田佳祐インタビュー部分(作り物ではないと思うのだが)
を重点的に引用した。
各メンバーの若かりし頃の写真も必見だが、
メリーゴーランドに乗ってニコニコ笑いながら手を振るショットがあるなど、
こりゃ休養宣言して音楽に専念したくなるわなということがよく分かる。
なお、ペップ出版は1998年頃に廃業したようで、現存していない。


ただの歌詩じゃねえか、こんなもん
  新潮文庫/1984年4月
ただの歌詩じゃねえか、こんなもん
出現率=約12.6%
(856点中108点)
デビューから1983年まで(シングル『東京シャッフル』まで)に
発表されたサザンの全歌詞と、
その合間にインタビューが掲載された文庫オリジナル。
「歌詞」ではなくて「歌詩」なのは、本人のこだわりなのか
編集者の意図なのか、理由は不明である。

レコードの歌詞カードでは伏せ字になっていた
「奥歯を食いしばれ」「ブルースへようこそ」「I AM A PANTY」の
歌詞が収録されていることでも有名。
ラブソングだけではなく社会的な事象に目を向けるなど、
作詞のテーマが広がり始めた直後に出されたナイスタイミングの快著。
作家・村上龍による巻末の解説文も、なかなか感動的である。


ケースケランド
 
 集英社/1984年12月 (集英社文庫/1986年2月)
ケースケランド
出現率=約3.2%
(856点中27点)
1981年から1985年にかけて
月刊PLAYBOYに連載されていたエッセイをまとめた本。
コラムの文末は必ず「かしこ」で結ばれる。
テーマはその当時の洋楽の新譜のレコード評が中心であり、
詳しくないと難解な部分が多い。

「桑田由子」によるあとがきによると、
このエッセイは桑田本人が毎月原稿用紙に書いていたらしい。
そのせいかどうか、割と下品でストレートな表現が散見され、
それが独特の味となっている。かしこ。


ロックの子
  
講談社/1985年2月 (講談社文庫/1987年8月)
ロックの子
出現率=約10.4%
(856点中89点)
※うち画像2点
盟友・萩原健太との対話形式によるロングインタビュー集。
桑田佳祐が生まれてからの軌跡を余す所なく伝え、
伝記本として傑作と断言していい。
巻末に掲載された桑田が生まれてからの丁寧な年表には
学生時代の友人などに丹念に取材した証言が多数掲載されており、
資料的価値が極めて高い。

内容は「人気者で行こう」までだが、
文庫化にあたり年表は1987年まで加筆されている。
表紙をめくってすぐのページの口絵写真の
お母さんの写真が本当に美人だ。


ブルー・ノート・スケール
  ロッキング・オン/1987年10月
ブルーノート・スケール
出現率=約13.9%
(856点中119点)
渋谷陽一によるインタビュー集だが内容は人生の軌跡に限らず、
硬軟取り混ぜたテーマが多数散りばめられ、
それをお題として語る短編集のような形式。
自身のことは、KUWATA BANDの活動までを語っている。

ファーストキスや初体験のこと、
原由子と恋愛関係になったきっかけの出来事やプロポーズの状況、
大学時代に好きだった女性のこと、
さらに「ラチエン通りのシスター」のモデルとなった女性のことなどが
赤裸々に語られており、内容は極めて濃い。
もちろん音楽についても存分に語り尽くしており、
未文庫化であることが惜しまれる逸品といえる。


ただの歌詩じゃねえか、こんなもん'84-'90
  
新潮文庫/1990年7月
ただの歌詩じゃねえか、こんなもん84-90
出現率=約6.1%
(856点中52点)
「ただの歌詩じゃねえか、こんなもん」の続編で、
こちらも文庫オリジナル。
桑田佳祐の音楽活動の中でも最も全盛期、との評価も存在する、
アルバム「人気者で行こう」からシングル「真夏の果実」
までの期間に発表された、ソロも含めた全作品の
「作詞・桑田佳祐」名義の歌詞を収録している。

インタビューでは1stソロアルバム「Keisuke Kuwata」のことや
サザン復活後の初アルバム「Southern All Stars」までを語っている。
「ただの歌詩」シリーズはこれを最後に途絶えているので、
「'90以降バージョン」あるいは「完全版」の出版が望まれる。


平成NG日記
  
講談社/1990年9月(講談社文庫/1992年6月)
平成NG日記
出現率=約8.9%
(856点中76点)
1989年9月から1990年6月まで、
映画「稲村ジェーン」の撮影から編集までの製作時期に毎月、
「ホットドッグプレス」でインタビューされた内容をまとめたもの。
聞き手はライターの佐伯明。
桑田佳祐監督による、映画のメイキング・ブックといっていい。

映画の絵コンテの他に当時のスケジュールが載っており、
サザンとしてのレコーディングと映画監督の仕事が
平行して行われていたことが分かる。
巻末には同様に「異業種からの映画監督」経験がある
作家の村上龍との対談が収録されている。


素敵な夢を叶えましょう
  
角川書店/1999年12月
素敵な夢を叶えましょう
出現率=約42.2%
(856点中361点)
「週刊Tokyo Walker」1998年2月24日号から1999年7月9日号に
かけて連載されたもの。「ブルー・ノート・スケール」同様、
硬軟おりまぜた様々なテーマを語るエッセイ集という形だが、
こちらはそれ以上に軽い話題が多彩で、
音楽人としての立場から離れた一人の人間としての
日常の価値観が手を変え品を変えストレートに伝わってくる。

この本に限ったことではないが、物事に対する見方や例えが個性的で、
やはり優れた創作活動をするアーティストは
感性も凡人とは違うんだな、とうならされる。
テーマ選びも的確であり、
結果的に引用の点数が最多になったのも当然の、
充実した一冊といえよう。






 








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No title

すばらしい

由子さんからのお墨付き!きっと桑田さんも笑顔で見ているに違いない!これからも楽しみにしています♪
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